迷わすデータは見ない方が良い

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オリジナル展示情報を提供するレース場が増えています。モーターの仕上がりについて、この情報を参考にしている選手も多いようです。ルーキーSのレーサーズファイルで「1周タイムが良い時は買ってください」とコメントしています。出足、伸び、回り足のトータルのタイムが出るので、実戦で参考になるのでしょう。以前にアップしましたが、選手は36秒台が出るかどうかを気にしています。ただ、タイムに関しては、あくまでも相対評価で、風、波の水面状況や季節によっても変わります。それを無視して数字だけ比較してもあまり意味がありません。手動で計測している展示タイムは、1号艇が1番時計かだけチェックしておけば十分です。展示タイムにこだわりすぎると、総合的なのもが見えなくなります。選手データにしてもノイズ情報(雑情報)と呼ばれるものも少なくありません。勝負に直接関係ないようなデータは見ない方がマシな時があります。どのデータが舟券に直結するか絶えずチェックしておきたいものです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。