旬レーサー 清水愛海(山口・23歳)

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養成所では勝率1位、修了記念のチャンプにも輝きましたが、転覆と落水が計45回もあり〝転覆王〟でもあったようですね。

「入所時はボートレースのことを何も知らない状態でした。今思えばそれが良かったのかもしれません。最初は恐怖心もなく、転覆するようになってから恐怖心が出ました。ただ、怖くて握れなくなったときに落としてターンしていると、教官からメチャクチャ怒られて…。怒ってくれたからこそ、スピードを持ったターンの練習を続けることができました。一年間でたくさんの挑戦ができ、今があると思います。教官には本当に感謝しています」

- レーススタイルを教えて下さい!

「スタートは質の良いものを決めたいと思っています。1周1マークで後ろでも、道中で抜こうという気持ちで走っています。握って回るのが好きで、3周2マークまで見てもらえるようなレースがしたいです」

- 調子の判断材料はありますか?

「スタートが苦手なのでレースで極端な遅れがないときです。スタート展示では、フライングと正常の際の景色を見ることを意識しています。ターンは道中で握れているときが、乗りやすくて良いです。落として差しているときの方が成績が良くない気がします。デビューした頃は何も考えず、とにかく握るレースをしていました。最近は合ってないことが分かるようになってきている気がします。それに合わせてレースもしています」

- 得意コースは?

「得意とは言えませんが、最近マシなのは3コースだと思います」

- 1コースは?

「最近フライングしてからは1コースのスタートに苦手意識があります。イン戦は弱気になっていると思います」

- 今後の目標は?

「これまでは乗ること重視で、整備はあまりやってきませんでした。新人レーサーの扱いを受けられるのは3年なので、3年目はいっぱい挑戦しようと思います。高い目標はまだありませんが、強い選手になれるよう、この一年を大切に過ごしたいです」 (マンスリーBOATRACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月)

逃げ…5回 まくり…3回 まくり差し…2回 差し…3回 抜き…3回
※出場予定…蒲郡・GⅡレディースオールスター=2月21日~26日
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。