旬レーサー 藤原 菜希(東京・36歳)

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4627藤原菜希(東京・36歳)

チルトMAXは過去のこと

師匠は阿波勝哉です。若い頃はチルトMAXでまくり一撃の選手でした。ペナルテイーで1年半近くレースから遠ざかる時期があり、復帰してからはレース内容が変わっています。最近6ヵ月のデータでは、1着決まり手のまくり、差し、まくり差しがほぼ同数です。攻めるレースだけでないので、着順傾向も中間着が増えています。勝率は6点台ですが、これは大敗が減ったことも影響しています。6点台だからといって、上位着に舟券を絡ませるにはリスクがあります。
モーターの調整も伸び一本に仕上げていないので、展示1番時計を連発することはありません。展示タイム順位と着順が連動しなくなっています。チルトMAXで走っていた頃の藤原のイメージで舟券を買うのは避けた方が良いでしょう。

男女混合GIでもメンタルは負けない

「最近はまくり差しで勝つ回数が増え、成績も伸ばすことができました。調整は伸びよりも、ターン回り系やグリップ感を重視して、1マークで入って行けるような足になるよう調整しています。前期に関しては事故が凄く多かったし、今はスタート一撃で勝ちたいという考え方はしていない。でも全速スタートにはこだわっています。
(昨年は優勝4回が全てイン以外)2号艇の時はミスしないようにしっかり差してという意識で走って、結果的に1号艇が失敗して優勝できたと思います。昨年は年間を通じて、レースをすることが楽しかったですね。
課題は道中の走りです。もう少し判断力をつけたい。あと事故数ですね。8月のレディースCに出るには、事故率を下げなければいけないので、今はそこも意識しています。
江戸川を走る時は常に事故をしないこと、ターンマークをしっかり回ることを心掛けています。男女混合GIでもメンタルでは負けない。ターンスピードは違うと思うけど、そこを言っていると上のレースで勝てないし、負けないように走りたいと思います。
それに今年はSGを走りたいので、年末のクイーンズCは地元の多摩川なので絶対に出たいです」

●1着決まり手(過去6ヵ月)

逃げ…17回
まくり…8回
まく差…6回
差し…5回
抜き…3回
※出場予定…江戸川・GI関東地区選=2月10日~15日
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。