旬レーサー 山崎 郡(大阪・33歳)

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4760山崎郡(大阪・33歳)

0台のスタートを連発なら好調モード

2021年は年間7回、2022年は4回優勝しています。GI優出はありますが、まだ優勝はありません。一般戦での活躍が目立つ感じです。SG出場もありますが、優出はありません。平均Sでコンマ12と早く、まくりで勝つシーンが多く見られます。一般戦ではスタートとスピードで勝つことができても、GIやSGは、さらにパワーが求められます。その課題をどうやってクリアするかです。30代半ばになって、ここ1、2年が正念場でしょう。最近のGIやSGで1着を取るのは1コースからの逃げが目立っていますが、0台のスタートを連発するようになると他のコースから1着を取るので、覚えておきたいデータです。スタート力があるので、初日1走目も好成績を残します。師匠は丸岡正典です。

住之江は全部が噛み合わないとダメ

「昨年はSGを5回も走れて、少しずつ自分自身の地力がついてきているのかなと思います。調整面などを含めて一歩一歩ですが、上に進めているという感覚があります。

上の舞台で走る機会が増えたことで自然と意識も変わってきて、一般戦での優勝回数など数字の部分でも、それが表れるようになってきました。ただ満足はしていないし、自分の弱みはたくさんあります。

今は勝てる力をつけるために、展開をとらえる力、機力をもっと出すことに重点を置いて取り組んでいます。これといった強みはありませんが、逆にそれによって臨機応変に対応できていると思うこともあります。

住之江は難しいですね。全部が噛み合わないと勝てません。1つでも何かが外れるとダメで、ごまかしが利きません。11月高松宮記念でも予選敗退と悔しい結果に終わりました。ただ優出できた昨年の10月児島周年、3勝できた常滑ダービーの様にエンジンを出すことができれば、住之江でも勝負できると思います。

どのレースでもそうですけど絶対に優勝とかはなく、1走1走自分が納得のできる走りを心掛けて、それが優勝に繋がれば1番ですね」

●1着決まり手(過去6ヵ月)

逃げ…28回
まくり…16回
まくり差し…8回
差し…7回
抜き…2回
※出場予定…住之江・GI近畿地区選=2月6日~11日
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。