新モーターに変わり身なし

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ボートレースで使用するモーターは、年間約1600台がヤマト発動機で製造されています。1ヵ月に2場が新モーターに更新です。使用期間は1年間ですが、これはルールで明文化されているわけではありません。使用頻度が多くなると性能格差が広がるので、1年間と決めているだけです。ボートも同じです。重ランと呼ばれる荒天用ボートは、使用頻度が少なく3年間も使っていたことがありました。

レース場によって違いますが、新モーターは部品交換ができません。プロペラ調整か外回りの調整に限定されています。事故でもないかぎりセット整備やキャリアボデーの交換は認められていません。そのため急激なパワーアップも期待できません。初使用で優出したモーターが次の節でも優出するといったことが起きます。初日に気配を見せたモーターはそのまま上位進出します。モーターの変わり身がないことを前提に、シリーズを通じて「買い」のモーター、「外し」のモーターを見つけて下さい。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。