乗り味重視はボックス券
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選手コメントを舟券作戦の参考にしている人が多いようです。かつては「前打ち」と言って、シリーズが始まる前に電話取材したものがスポーツ新聞の紙面を飾っていました。それが優勝戦限定になり、全選手の前日コメントに変わって来ました。1991年にスタート練習が廃止になった頃から選手インタビューの重要性が高まってきたように思います。
今は、前日コメントではなく、当日のコメントを公表しているレース場が増えて来ました。ボートレースは2回走りという制度があるので、前半走を終えた選手が後半に向けてどういったモーター調整をするかなどがわかり、貴重なものになっています。平和島の記者による全力投球YouTube(不定期)も、このラインに沿ったもので、舟券即戦力になるような情報を提供しています。
選手コメントで最近多く見られるのが「乗り味重視」です。枠なり進入が増えて、選手はどのコースからでも対応できるようなモーターの仕上げが求められます。勝つか負けるかではなく、大敗しないようにターンのしやすさを重視した調整をします。それが「乗り味重視」になるのです。大敗をしないので、常にボックス券の対象にしておきたいコメントです。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。