正月レースはベテランよりも若手

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全国的に開催が密集する年末から年始にかけて、選手は過密スケジュールになります。地元から他の地区に遠征する選手は、気持ちの持ち方が微妙です。地元で走る選手でも、ほとんど中1日の休みで転戦です。最終日が終わった翌日がナイターの前検といった選手も出てきます。

過密スケジュールだと、身体のケアをする間もありません。激しい振動を伴うレースでは、ほとんどの選手が整体に行っています。首、腰に故障を持った選手も少なくありません。過密スケジュールに加え、整体師が正月休みを取っているので、体調が悪いままレースに参加しなければなりません。

若手なら疲労の回復も早いでしょうが、ベテランは疲労が蓄積されるばかりです。周回展示でターンがバタバタしていれば、そのベテランの出番はないものと判断してください。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。