大晦日の優勝戦はインから買っておけ

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電話投票がない頃、大晦日になると本場に足を運ぶお客さんたちでレース場は満員でした。大都市では景気が良いと田舎に帰るので人口が減り、不景気だと都会に残る人たちが多くなり、そうした年のレース場は人で溢れました。
レース場は消防法で定員が決まっており、それを超える入場者がありました。寒いので温かいものを欲しがり、住之江の食堂のうどんが1万杯も売れた記録があります。そんな時にスタート事故でも起きようものなら大変です。優勝戦に乗る選手も事故に気をつけるようになります。抜け駆けの一発を決めるよりも、全体の様子を見ながらのスタートになります。まくってくる選手がいなければ、スロー勢、特に1コース有利です。

●2021年12月31日の優勝戦結果
場 出目 払戻金
戸田 1-3-2 650円
平和島 2-6-4 14240円
多摩川 1-2-3 580円
びわこ 1-3-6 4000円
住之江 1-2-3 1310円
福岡 2-4-1 5690円

桧村賢一（コラムニスト）

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」（サンケイブック）「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。