コース幅70mで戸田ボートは始まった

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戸田ボートの歴史は古く、1937年(昭和13年)に「戸田オリンピックコース」として起工式を挙行しています。コース幅70mの漕艇コースが完成したのは1940年(昭和15年)ですが、東京オリンピックを返上したため、オリンピック会場として使用されることはありませんでした。戸田漕艇場と呼ばれるようになりました。

戦後、1954年(昭和29年)に戸田漕艇場に戸田競艇場が開場します。しかし、1964年(昭和39年)に第18回夏季オリンピックが東京都で開催することが決まり、戸田漕艇場がボート会場となったため、戸田ボートは開催の中止を決めます。コース幅を90mに拡幅する改修工事が実施され、オリンピックが終わった翌年、1965年(昭和40年)に戸田ボートが再開されます。

コース幅が70mの時代に走っていた選手の証言では、対岸の土手に乗り上げる選手が多かったそうです。現在は107.5mですが、それでもコース幅が全国で一番狭いレース場に変わりはありません。

●戸田のコース別成績(過去6ヵ月)

コース 1着率 2着率 3着率 出やすい3連単出目
1コース 44.9 17.9 10.4 123・124・132
2コース 14.6 26.2 17.6 213・215・234
3コース 16.6 17.6 18.4 312・314・315
4コース 15.3 18.4 19.2 412・415・421
5コース 7.2 12.9 20.2 541・546・536
6コース 2.6 8.4 16.0 612・614・631
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。