枠なり進入はスタートが揃いやすい

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枠番どおり1号艇から1コースに入る進入を「枠なり進入」と呼んでいます。枠なり進入は選手にとってスタートの起こし位置がわかりやすいので、スタートを決めやすくなります。

選手は早朝にスタート練習を2本やります。参加は自由ですが、ほとんどの選手が参加しています。さらに本番レースの2つ前にスタート練習をやります。これも大時計を回して2本です。レース直前にはスタート展示があります。合計5本のスタート練習ができます。起こし位置を変えずに大時計を回してのスタート練習です。最初は合わなくても、少しずつ修正して行くものです。5回の記憶があれば、スタートのミスも減ります。6選手が1艇身近くのスタートを決めるようになるので、1コースが持たせて先に回るわけです。

スタート展示でスタートが決まらなくなるのは、練習した時と気象条件が大きく変わるか、コース取りが乱れた時です。それともモーターに問題あるかです。荒れるレースになるかどうかの判断材料にしてください。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。