年間優秀選手は誰が選ばれるか
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最優秀選手は、彦坂郁雄と松井繁が5回でトップ
年間表彰制度がスタートしたのは、1971年(昭和51年)です。記念すべき第1回の年間優秀選手に選ばれたのは、野中和夫(大阪)です。年間勝率9.06、年間優勝16回で、記者大賞も受賞しました。最優秀選手には北山二朗(大阪)が選ばれました。新人賞を除き、野中和夫が賞を独占したかたちになります。このままだと表彰式典に2選手しか参加できないというので、急遽、敢闘選手が設けられました。安岐義晴、北原友次、岡本義則、松本進が選ばれました。1996年から制度が変わり、敢闘選手と最多優勝がなくなり、最多勝利、最多勝利、優秀女子が創設されました。最多優勝が最多勝利になったのは、女子選手の受賞する回数が増えたことが原因でした。
記録から見ると、最優秀選手の選ばれた回数で1位は彦坂郁雄と松井繁の5回です。最高勝率は今村豊の8回でトップです。峰竜太は7年連続最高勝率の記録がありますが、最優秀選手は2回しかありません。
最優秀選手はグランプリの結果待ち、最多勝利は新開航が有力
今年のタイトル争いは、最優秀新人は末永和也(佐賀)、最多勝利は新開航(福岡)、優秀女子は遠藤エミ(滋賀)が、ほぼ確定しています。最優秀選手はグランプリの結果待ちになりそうです。グランプリで優勝しても最優秀選手になるとは限りません。グランプリで優勝して、最多獲得賞金なら最優秀選手は間違いなしです。2022年 年間優秀選手のタイトル争い(タイトル受賞の傾向)
・最優秀選手(グランプリ優勝者、獲得賞金、年間勝率、SG優勝回数)
・最優秀新人選手(獲得賞金、年間勝率、優勝回数)
1位 末永和也 2947万円 6.67 1回2位 佐藤航 2122万円 5.76 0回
2位 定松勇樹 1999万円 6.61 1回
・最多獲得賞金
1位 馬場貴也 1億3762万円2位 山口剛 1億2195万円
3位 片岡雅裕 9211万円
4位 原田幸哉 9117万円
5位 深谷知博 8903万円
6位 菊地孝平 8600万円
・最高勝率
1位 峰竜太 8.352位 池田浩二 8.31
3位 毒島誠 8.02
・最多勝利
1位 新開航 119勝2位 益田啓司 110勝
3位 山崎郡 100勝
・優秀女子(獲得賞金、年間勝率)
1位 遠藤エミ 7563万円 6.892位 平高奈菜 4504万円 6.73
3位 守屋美穂 4254万円 6.64
・記者大賞(スポーツ新聞記者の投票)
※データはチャレンジC終了時点、ひまひまデータ調べ
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。