負けるインに理由あり

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1コースの1着率が55%もあります。3連単がスタートした当時は、1コースの1着率は30%を超えれば「1コースが強い」と呼ばれていました。モーターの最高回転数が抑えられ、枠なり進入が増えたことで、スローからのスタートがしやすくなりました。これだけ1コースが強いと、一般戦を走るA1級なら「主力信頼」の舟券になります。しかし、たまに1コースが負けて高配当を提供する選手がいます。負ける時は負ける理由があるわけで、その後の舟券作戦に役立たせるためにも理由を解明する必要があります。

理由の解明に必要なものは3つです。スタート、モーター、展開です。展開は番組に通じるかもしれません。スタート、モーターで負けていれば、その後も負ける可能性が高くなります。展開なら展開が向くレースで勝てるようになります。舟券で勝ったり負けたりと一喜一憂する前にやることはたくさんあります。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。