イン固め打ちの日を見逃すな

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1コース1着の全国平均は55%です。ほぼ、2レースに1回の割合で1コースが1着を取っていることになります。しかし、計算されたように1コースが1着を取っているわけではありません。1コースが強い日もあれば、弱い日もあり、平均して55%になっているだけです。

気象条件、番組編成などもありますが、選手心理も重要です。前半のレースで立て続けに1コースが勝つと、次に1コースで走る選手は「負けると自分の腕の悪さをさらしているようなもの」という心理になり、いつもより気合を入れてスタートとターンに集中します。その結果、1コースが勝つという好循環になるわけです。

一方、前半のレースが荒れ気味だと、1コースの選手は何かしらの不安を感じながらレースに臨むものです。そんな日の1コースは勝ったり負けたりです。1コースがまとめて勝つかどうかは、気象条件だけとは限らないので厄介です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。