1コース最強は芦屋ボート、最弱は江戸川ボート

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戸田の4コース、江戸川の6コースは捨てられない

全国のコース別成績は、前期(2021年1月~2022年4月)までとほとんど変わっていません。1コースの1着率は前期の55.5%からわずかに下がった程度で、他のコースも変わりがありません。1コース日本一は、芦屋が66.1%で、大村から1位の座を奪還しました。

1コース1着率最低は江戸川の43.0%で、日本一1コースの弱い戸田を抜きました。ただ、戸田は4コース1着率の座を江戸川に譲ったものの、4コースの3連率は51.8%と高い率をマークしています。江戸川の43.9%を大きくリードしています。戸田の4コースは舟券から外せません。

6コース1位は江戸川の3.7%です。3連率は31.9%もあるので、捨てられないコースです。一方、6コースの1着は考えなくて良いレースも多くあります。各レース場によってコース別成績に大きな偏りがあります。レース場の特質や番組に合わせた舟券作戦が必要です。

●レース場別1・4・6コース1着率(集計・2022年5月~10月)
レース 1コース 4コース 6コース
桐生 52.4% 12.6% 1.7%
戸田 43.4% 14.9% 2.6%
江戸川 43.0% 12.9% 3.7%
平和島 46.3% 11.9% 3.3%
多摩川 51.7% 10.7% 1.6%
浜名湖 53.0% 10.2% 2.1%
蒲郡 51.1% 12.1% 2.5%
常滑 57.8% 11.4% 2.0%
津 57.1% 9.8% 1.2%
三国 55.8% 8.6% 1.3%
びわこ 54.5% 10.3% 2.0%
住之江 57.8% 11.9% 1.1%
尼崎 57.3% 10.6% 2.5%
鳴門 49.1% 11.1% 2.2%
丸亀 57.1% 10.1% 1.8%
児島 57.1% 8.9% 1.9%
宮島 58.6% 9.4% 1.5%
徳山 64.4% 8.4% 0.5%
下関 61.3% 9.9% 2.1%
若松 55.8% 9.4% 1.5%
芦屋 66.1% 9.2% 1.2%
福岡 56.1% 10.8% 1.2%
唐津 55.6% 10.0% 1.3%
大村 63.7% 9.0% 1.5%

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。