旬レーサー 上條暢嵩(大阪・28歳)

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

枠番連動型の着順傾向

初のグランプリ出場が見えてきました。GIは2019年4月の下関DCで優勝していますが、GI優出は3回と少なめです。大阪支部は上の世代が強すぎて若手が伸び悩む傾向でした。最近は上の世代が一線級から退くようになり、上條の世代が一線級で活躍する場が増えてきました。
上條の最近の着取り傾向は、枠番対応型です。1コースは勝ちに行き、1着率は90%近くあります。2コースは2着が多く、外へ行くほど大崩れのない着獲りをします。5、6コースになると1着は、ほぼ考えなくて良いようです。それだけに舟券も狙いやすい選手です。

住之江は別格のレース場

「SGで優出できたり、ダービーの権利も取れたので、今年の調子は良いと思います。プロペラのほうも、特別にハマっているとかはないけど、引き出しは増えたかな。 8月の住之江お盆戦で、初めてオール大阪で1号艇で優勝戦に乗れました。オール大阪を勝てる絶好のチャンスだったんですが、スタートで遅れてしまって、ターンもチグハグになってしまい2着でした。オール大阪は絶対に欲しいタイトル。いつか必ず獲れるように頑張りたいです。 ただあの優勝戦の失敗のおかげで、自分の中でいろいろと見えるものがありました。悔しい結果になったけど、収穫があったシリーズでした。 賞金ランキングは良い位置にいるみたいだけど、そこまで意識はないですよ。記念とSGで頑張って、結果的に年末にどうなっているか、って感じですね。基本的には目の前の一走を頑張りたい気持ちのほうが強い。意識してないわけじゃないけど、特別にってことではないです。 住之江はやっぱり別格。地元だし、一番活躍したいレース場ですね。住之江のGIは特に。今回も優勝を目指して、ファンの皆さんにいいレースを魅せられるように頑張ります」 (マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月) 逃げ…28回 まくり…4回 まくり差し…2回 差し…5回 抜き…3回

※出場予定…GI住之江・高松宮記念=11月3日~8日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。