隠れフライング持ちのチェックを忘れるな

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新期の級別審査のスタートです。事故点がすべて消え、ゼロからのスタートになります。新期になって気をつけなければならないのは、隠れフライング持ちです。前期の終わりにスタート事故を起こした選手は、まだ休みを消化していません。期始めにスタート事故を起こすと、前期の休みに加えて新期の休みが加算されます。

級別審査基準の一つに出走回数があります。A1級は90回以上、A2級は70回以上、B1級は50回以上が必要です。それが危うくなるのです。特に前期フライング2本の休みを消化していない選手は、とりあえず無事故完走で今あるあっせんを消化して、休み明けから本格的に始動しようと考えます。スタートでハナを切ることはありません。1コースだとスタートの早い選手にまくられる危険性があります。ダッシュ戦だと差し構えです。「中へこみ」になる選手です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。