旬レーサー 4500 山田康二(佐賀・34歳)

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奇数コースで好成績を残す

佐賀支部は地域で大きく分けて3つのグループがあります。唐津市内、佐賀市内。有田、武雄、嬉野の郡部です。その中でも小さなグループに分かれています。プロペラが選手持ちの頃は、プロペラ作りがメインでしたが、今はプロペラ情報交換の場になっているようです。山田は唐津市内のグループで、峰竜太がリーダーです。若い選手の集まるグループで、同じ趣味を持っている選手が多いようです。

山田は今年に入って特別レースを走ったのは、7月戸田のMB対象と江戸川のMB対象です。戸田は優出4着、江戸川は優勝しました。これでGI優勝1回、GⅡ優勝が2回です。GIは2021年10月の江戸川大賞以来の出場になります。一般戦なら圧倒的な強さを見せますが、GIに入ると連勝するシーンがありません。4カド戦よりも3、5コースからのレースの方が好成績を残します。

1年ぶりのGI参戦

「今年は優勝4回。例年より回数が多いし、早いペースで積み上げられているのでもちろん調子が悪いとは思っていません。ただ、プロペラ調整は春先までのほう方が、芯を捉えられていましたね。夏になって伸びは良いけど、スタートがしづらかったりして、それまで当たっていたプロペラの形が使えなくなってきてます。夏場は夏場でスタートがしやすい、回転の上がりを求めたほうが良いのかな、と思って調整を変えて、それで江戸川は結果が出ましたね。7月戸田MB大賞がモーター的にあまり良くなかったけど、そんな中でも優出ができたんで、モーターが良ければ上を狙えるという感触がありました。GI参戦は約1年ぶり。走れることはもちろん嬉しいけど、どのレースもやっていることは変わらない。ただ、現状の自分の実力がどこまで通用するのかなっていう不安はあります。でも上を目指すなら走り続けないといけないところだと思います。目の前の一走をしっかりと走りたいし、師匠の峰竜太さんがGIの舞台とかに帰ってくるまでに、もう少し自分も成長して待っておきたいなと。ここまでは良いリズムで来られているので、自分でも楽しみにしています」(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月) 逃げ…23回 まくり…5回 まくり差し…4回 差し…6回 抜き…5回

※出場予定…GI児島周年=10月16日~21日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。