旬レーサー山口剛(広島・40歳)

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4205山口剛(広島・40歳)


1、2、4コースで好成績

9月末現在の獲得賞金は8274万円です。昨年のグランプリ2nd出場のボーダー獲得賞金は9500万円だったので、まだまだ上積みが必要です。山口がグランプリSではなく、グランプリに出場するのはクラシックで優勝した2010年以来になります。今村豊さんに言わせると「想像を超えた走りをする選手」だそうで、これまでも勝負どころで何度も事故を起こしてきました。宮島ボートが近いこともあって、ボートレースを身近に感じて育ったそうです。ファンの気持ちを大切にする選手です。攻める気持ちが事故につながっていました。
最近の山口はスタートが早くなっています。出足関係が仕上がるので、スタートが決まります。どのコースからレースをしても上位着にからむのもモーターが仕上がるからです。1、2、4コースからだと3連対率が80%を超えており、舟券の買い頃です。

粘り強く戦えている

「今年は大きなところで言えば6月の常滑周年を勝てたし、SGも唐津グラチャンと浜名湖メモリアルで優出することができました。気がつけば賞金ランクの上位にいるし、粘り強く戦えているんかなとは思うけど、自分でもメチャメチャやれているなって感じはしていません。たぶん、周りで見ている人もそう思っていますよ(苦笑)。
特別なことをしているワケではないけど、今年のここまでの成績は、いろいろと考えて地道にやってきた努力の結果だと思っています。2、3年前からFも切ってません。 あとはやっぱり地元の宮島でオールスターがあったんで、まずはそこに出ると目標を立ててから、自分自身にスイッチが入ったのかもしれません。だけどオールスターでは、良いモーターを引けて足も良かったから、準優敗退は悔しかった。特に準優はスタートで遅れて負けたんで本当に悔しかったですね。
今年は賞金的にチャンスだけど、まだSGもGIもあるし今まで通りやってみてどこまで行けるかなって感じで思っています。 平和島はSGを勝っている水面だし昔から好きなほうです。とにかく舟券に絡めるように頑張りたいです」 (マンスリーBOAT RACEより抜粋)
●1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…32回 まくり…4回 まくり差し…6回 差し…8回 抜き…0回
※出場予定…GI平和島周年=10月11日~16日
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。