旬レーサー 西山 貴浩(福岡・35歳)

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4371西山貴浩(福岡・35歳)


整備をするシリーズは苦戦

福岡周年が終わった時点での獲得賞金は3198万円です。61位とかなりグランプリ戦線から置いて行かれている感じです。今年のSGはモーター抽選運が悪く、高額賞金レースで結果が残せていません。今はチャレンジカップ出場が目標です。 昨年あたりから伸び型に挑戦しています。福岡周年で2勝挙げています。いずれもまくりでした。ただ、伸び型に仕上げると出足が犠牲になることもあり、いつもの西山らしい粘りのレースが減っています。着順傾向も1着か着外が目立つので、これまでの西山とは違う舟券の買い方が必要になるかもしれません。
勝率の低いモーターを手にしたときは大きな整備をします。しかし、最近の傾向として大きな整備で劇的にパワーアップすることはありません。整備をしたときの西山は評価を下げた方が良いでしょう。

伸び型調整にもチャレンジ中

「リズムですか?自分の中では365日、常に絶好調だと思ってやっています。尼崎はヤジにセンスがあるレース場ですね。聞こえますよ。一番聞こえるんじゃないかな。ファンの声援、特にヤジが一番やる気になります。気にかけてくれている証拠ですからね。また走れるのが楽しみです。
尼崎は優勝したこともある水面なのでなんとか頑張りたいです。オーシャンCはモーターが出ている方ではなかったけど、モーターの悪い部分が見つかってなんとか粘れたと思う。でも椎名豊君の出方は凄かった。
最近は伸び型のプロペラ調整もやっています。水摩敦石野貴之さんの影響ですね。2人を参考に。7月の大村はめちゃくちゃ伸びて優勝できた。少しずつまくりも増えているし、調整の引き出しが多くなっていると思う。
ただ、あまり伸びに寄せすぎると、ピット離れに影響が出るので、その辺は注意してやってます。チルトがマイナスなら伸び型ではないです。チルトを跳ねている時は、伸び型の調整だと思ってください。
仲の良い原田幸哉さんと池田浩二さんがSGを勝った。自分もグランプリ出場の18人に残りたい。負けていられないですね」(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…23回 まくり…9回 まく差…2回 差し…3回 抜き…2回

※出場予定…GI尼崎周年=9月26日~10月1日
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。