旬レーサー 江本真治(山口・48歳)

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3711江本真治(山口・48歳)

3コースの2着受けが魅力

山口県にはボートレース場が徳山と下関の2場あります。江本は徳山がホームです。年またぎの正月戦を含めて、徳山で走るのは今年4回目です。正月戦は優出4着、3月戦は優出3着、5月戦は優出4着と3連続優出しています。ただ、地元徳山での優勝となると、2002年までさかのぼらなくてはなりません。ここ一番に勝負弱さが出ている感じです。

最近の成績は、1コースに入った時は勝ちに出て、他のコースでは堅実志向です。まくりで勝つシーンは多くありません。データで注目しておきたいのは3コースに入った時です。平均スタートがコンマ12と強気に仕掛けています。着順も27走して1着2回、2着15回、3着4回と2着だが突出しています。カド戦も1着が少なく、2、3着が目立っています。1コースを外せば、1着のースはあまり考える必要はありません。

失敗を糧にして調整ミスが減ってきた

「前期は久しぶりにA1級をキープできましたし、今期も優出することができているので、良いペースでは来られれていると思います。

よく『好調の理由は何ですか?』とか『プロペラが当たっているんですか?』とか聞かれるんですど、特別にそんなことはないんですよね。強いて言えば、調整でも、レースでも、失敗することが少なくなっているのが要因でしょうか。これまで数多くの失敗をしてきましたからね。その失敗を糧というか、肥やしにできてはいるんだと思います。

それでも、3月の下関周年ではまだ調整能力が足りていないことを実感させられました。リズムやシリーズ中の流れが良くて、GI初優出をすることができましたが(①①②②⑥③準1優6)、最後の最後、優勝戦では調整を合わせることができなかった。詰めの甘さが出てしまいました。そこの差は大きかった。手応えを得たというよりも反省のほうが大きかったですね。

徳山周年でもやることは同じです。一般戦であろうがグレードレースだろうが関係ありません。上位着、優勝を目指して頑張ります」
(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…23回 まくり…2回 まくり差し…3回 差し…3回 抜き…1回

※出場予定…GI徳山周年=9月13日~18日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。