まくっても1コースが残るヴィーナスS

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デビューしてすぐの選手でも枠番を主張してコース取りをする時代です。女子戦の場合は、その傾向が強いようです。初めて1コースからレースをする選手もいます。さすがに初1コースからの逃げは少ないようですが、何回か走れば1着を取ってくるのが最近のレースです。以前は「勝てるコースを取る」とコメントしていたベテランの女子選手も大人しく枠なり進入です。勝つにはスタートで先手を取るしかないとスタートを張り込んでまくりに出ますが、ベテランのまくりはスピードがないので、1コースが残ります。テンポの早いSGではまくりに乗って、その外が展開を突くといったことも起きますが、ヴィーナスSでは、それが起きません。若い選手がまくるケースだと大きく流れるので、1コースが残ります。456の出目に対して、412、413、415の方が、それぞれ3倍も出現しています。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。