男女混合戦は女子を軽視するな

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

女子選手は6月30日現在で243名います。毎週女子戦が開催されていますが、オール女子戦で走ることのできる選手は数に限界があります。余った選手は、男女混合戦に回されます。以前だと、技術的に劣る女子選手は男子選手相手に勝つことは難しいと言われていました。ところが最近は事情が変わってきています。高配当が飛び出すレースの多くは、男女混合戦で女子選手が1着になっています。

女子が男子に互角以上の戦いができるようになっている理由の一つが最低体重制です。男子の体重が50キロから51キロ、さらに52キロまで引き上げられました。5キロの差があるわけです。ただし、これは見かけ上の体重差で、実際は7キロもあると、元ボート選手が解説していました。

体重測定はピットに入ったときに行われますが、その前にペットボトルを飲んで体重を増やす選手がいるとのことでした。最低体重をクリアすれば、そこから汗をかいて体重を減らします。見かけ上は47キロでも実際は45キロまで落ちているかもしれません。5キロ違えば、ターンしてから1艇身も差がつくと言われています。混合戦で女子が活躍する理由がわかります。

マンスリーBOAT RACE 桧村賢一の「ボートレーサーA1級実力名鑑」が発売!!
ご購入はこちら

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。