浜名湖
浜名湖のボートレース格言
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「夏はまくり、冬は差し」
浜名湖の競走水面は東西にレイアウトされています。 このレイアウトは季節風を影響を受けやすくなります。冬は強い追い風、夏は遠州灘から吹く湿気を含んだ向い風です。過去1年間の1コース1着率は、風向に関係なく50%を少し超える程度ですが、4コースの決まり手は大きく変わります。向い風だと、まくり、まくり差し、差し、抜きの割合が45:35:20:20の割合です。追い風になると、35:25:25:15とまくりと差しの割合が接近します。向い風だと2マークの逆転劇が多くなります。風を計算に入れて展開をイメージして下さい。手広く網を張るといった買い方が必要です。
「浜名湖に筋舟券なし」
全国でも有数の広さを誇る浜名湖の競走水面は、基本はスピードとパワー勝負の水面です。2マークの奥行きがあり、2マークとスタンド側の長さが75メートル(平和島は62メートル)を超えています。隣の選手にスタートを合わせることができないので、横一線のスタートになりません。加えて1マークも広いのでスピードをつけたターンをする選手が多く、展開がバラけます。そのため、逃げて差して、まくって差してといった筋舟券が決まりません。まくり差しが必ず割って入ります。舟券の基本はボックス券です。
過去3年間の浜名湖SG、GIで出現率の高いボックス目は、1=2=3と1=3=4の組み合わせです。
・浜名湖SG、GIコース別成績(向い風)・集計3年間
コース 1着率(向い風) 出現率の高い出目1コース 63.0(56.3)% 123、132、124
2コース 10.3(24.3)% 213、214、231
3コース 11.9(12.3)% 356、342、312
4コース 9.9(12.5)% 413、431、465
5コース 4.5( 3.1)% 521、531、534
6コース 1.4( 3.2)% 615、645、643
過去3年間の浜名湖のSG・GIのコース別成績を調べると、向い風が吹くと1コース1着率が下がります。2コースの1着率が倍増、6コースからの着絡みも増えてきます。 コース別3連単の出目は、「筋舟券なし」の格言どおりの結果が出ています。常にボックス買いで対応するようにしましょう。
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1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。