事故率減らし選手に1着なし

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級別審査も折り返し地点です。期始めにスタート事故を起こした選手は、出走回数の関係で事故率が高めです。フライングをしなくても、妨害失格だと事故点が15点です。これに選手責任の失格でも加われば10点が加算されます。事故率が0.71以上だと、どんなに勝率を稼いでもB2級落ちです。B2級だと月の稼働日数が8日しかありません。A1級で走っていた選手にすれば、大打撃です。高い事故率を持っている選手は、勝率をキープするだけでなく、事故率を減らすことも考えなくてはなりません。事故率を減らすためには、スタートで無理をせず、事故も起こせません。攻めたい気持ちがあっても、そこは我慢です。スタートで先手を取れないので、自分から展開を作ることもできません。展開待ちになるわけです。そういった状態で1着は期待できません。手間でも事故率を調べた方が得です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。