旬レーサー 松尾 夏海

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4682松尾夏海(香川・30歳)

出走回数稼ぎと事故率減らしが急務

6月尼崎女子戦の優勝戦でフライング、6月桐生女子戦の準優で今期2本目のフライング。今期の出走回数は37走で事故率は1.35もあります。この大会が終わると90日のフライング休みに入るので、出走回数、事故率でB2級に落ちるかもしれません。復帰しても、しばらく女子戦を走れません。出走回数稼ぎと事故率減らしの走りになるか、巧者ぶりを発揮して舟券に絡んでくるのか微妙です。初日のスタートが鍵になります。明らかに事故率減らしの走りをしているのなら期待薄ですが、地元戦なのである程度のスタートを決めるはずです。横西奏恵のように、フライング2本持ちで女子タイトル戦を優勝した選手もいます。スタートをコンマ15に設定して、それを守り抜いての優勝でした。

フライング持ちが悔やまれる

「昨年、今大会が地元で開催されることが決まり、今年5月末の選考期間までの間は出場することを絶対条件に、勝率やフライング等も気をつけて取り組んできました。その間、昨年末に福岡で初めて優勝もできたし、今年に入ってからもしっかり結果も残せてきていると思います。調整は特に変わったことをしているわけはありませんが、シリーズ終盤に向けて自分の好きな出足や乗り心地を求めた調整がずっとできています。その点も勝率アップに表れているのではないでしょうか。
近況もリズム自体は悪くありませんが、6月の尼崎優勝戦でフライングしてしまったのはすごく悔やまれます。動きがすごく良くて、着が取れる足には仕上がっていたので悔しい気持ちになりました。今大会が終わればフライング休みに入るし、ペナルティでしばらく女子戦に走ることができませんが、今回結果を残せば年末のクイーンズクライマックスに出られるチャンスはあるし、気持ちを切り替えて準備を進めていきたいです。
丸亀は地元という意識はあるし、走り慣れた水面ですので相性は良いと思います。レディースチャンピオンは昨年に続いて2年連続の出場になりますが、初めて出たときは周りの雰囲気がいつもの女子戦と違っていて何もできませんでした。自分の中でも力をつけている感触はありますし、是非とも結果を残していきたいです。地元の強い選手がたくさんいますけど、私も虎視眈々と優勝を狙っていきたいです!」 (マンスリーBOATRACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…14回 まくり…2回 まくり差し…1回 差し…5回 抜き…1回

※出場予定丸亀・GⅡ女子=8月2日~7日

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桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。