オリジナル展示タイムの活用法

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1コースの展示1番時計1着率は60%強

半期に一度配布されているファン手帳には、各レース場毎の展示タイムのデータが乗っています。1コースが展示1番時計をマークしたときの1着率は60%を超えています。70%を超えているのは下関72.5%、芦屋72.0%です。1コースの弱い戸田は51.6%と低めです。1コースの強いレース場は、1コースが展示1番時計と着順が連動する傾向です。優勝戦になると、このデータの信頼度はさらに上がります。これが4コースになると、戸田でも25.6%しかありません。4コースが展示1番時計をマークしたからといって、すぐに飛びつかない方が良いようです。

オリジナル展示タイムを公表しているのは21場

レーザー光線を使って展示タイムを計測するレース場が増えています。そういったレース場はオリジナル展示タイム(展示情報)も公表しています。1周、直線、回り足といった区間別のタイムを出しており、舟券作戦の参考にする人も多くいます。1番時計は赤色で表示されており、赤が並ぶと「赤フラッシュ」と言って舟券の軸にできるようです。 現在、名称は違っていても展示タイムの他に、周回展示関係のタイムを公表しているのは、江戸川、多摩川、津を除く21場です。 福岡のデータですが、赤フラッシュのときの1着率は57.4%です。赤フラッシュだから軸艇として信頼するにはやや数字が足りません。これにコースの条件をつければ、1着率は上がります。1コースが赤フラッシュなら軽視できないデータになるでしょう。

●参考データ
・オリジナル展示各項目2つトップの成績
勝率 1着率 2連率 3連率 7.36 44.9% 64.6% 76.2%

・オリジナル展示各項目3つトップの成績
勝率 1着率 2連率 3連率 8.01 57.4% 73.5% 83.9% (三恵書房・「進化系舟券で高配当を獲る」より)

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。