旬レーサー今泉友吾(東京・32歳)

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4759今泉友吾(東京・32歳)

スロー発進はボックス券、ダッシュ戦で3着受け

「スタートは遅く、ゴールは早く」をモットーにSGの優勝戦に何度も乗った選手がいました。スカイラインGTで東名高速をぶっ飛ばすような選手なので、モーター出しのテクニックもあり、レース運びも強引でした。
今泉はデビューしてから1814走フライングなしの記録を持っていますが、「スタートは遅く、ゴールも遅く」に終わっている感じです。関東地区選の優勝も中野次郎のフライングによる繰り上がりでした。最近の成績を調べてみても、特別レースでは3着以下がほとんどです。特別戦でスタートを張り込むようになっても、ターンスピードという点で取り残されている感じです。
一般戦のスロー発進は3連対できますが、ダッシュ戦に回ると1着が取れません。壁に当たっている感じです。スタートのやり方が変わらない限り、舟券はスロー発進でボックス券、ダッシュ戦で3着受けが妥当なところでしょう。

師匠と一緒の出場なんで心強い

「前期はあんまり調子が良くなかったです。調整も上手くいかなかったし、流れも良いほうに向かなかった。
前まではプロペラの回転を回すやり方をしていましたが、最近になって回転を止めていく方向に変えてから、勝率を落とす結果に…。
最近は気温が高い時期で調子が良かった時の調整に戻しています。まだ手応えは今イチですが、乗りやすさは来ているので、夏に向けてこれで行こうと思います。
戸田は4月に走ったばかりで、その時は良かったですね。ただ狭くて難しいイメージがあります。やっぱりある程度スタートで勝負しないと厳しくなる気がします。
特に記念を走らせてもらうようになってから、もう少し早いタイミングで質も良いスタートをしないと戦えないことがわかりました。それに、スピードの乗せ方だったり、道中の走り方など、今まで気にしてこなかった部分が、必要だと実感しています。
今回は師匠(村田修次)と一緒なんです。細かく調整されている方ですので、色々と教えてもらっていますし、とても心強い存在です。今回は何とか予選突破して優出、優勝できるように頑張ります!」
(マンスリーBOATRACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月)
逃げ…9回 まくり…2回 まくり差し…1回 差し…2回 抜き…2回

※出場予定…戸田・GⅡМB大賞=7月12日~17日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。