忘れた頃の小回り残し

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オールレディースではベテラン女子が出場し、若手のスピードに苦戦を強いられています。最近の女子戦は枠なり進入が大半で、ベテランだからといって勝ちやすいコースを取らせてもらえません。そのため中~外枠になると出番がありません。そうしたレースが何回かあると、完全に舟券の対象から忘れ去られてしまいます。シリーズの終盤になって1号艇が回ってきても人気になりません。レースの方でも忘れ去られた存在です。中~外枠の若い選手がけん制し合う隙に小回りで残します。ベテランだから3着で良いだろうと思っていると2着に残るのです。

ベテランも4期通算勝率が気になります。勝てるところで勝ちたいという気持ちは同じです。何十年となく走っているのがベテラン女子です。前の方を走ればターンでミスをすることはありません。守りに入る走り方を知っています。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。