旬レーサー 仲口博崇(愛知・49歳)

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3554仲口 博崇(愛知・49歳)

1号艇で1着の次走は惜敗する

最速を競っていた頃の仲口は「展示航走で前を入る選手を抜いてみたい」とコメントしていました。そのスタイルはマスターズ世代になっても変わっていません。ただ、年齢のせいか1コースを外した時のスタートが決まりません。ダッシュに回ることはありませんが、スロー発進の3コースだと平均スタートが0.18と遅めです。1コースの1着率は82%もあるのに、2、3、4コースは、それぞれ24%、23%、20%と1着はそれほど期待できません。1号艇をもらった次のレースは当然のように中、外枠になるので、1着は期待できません。モーターの裏付けがあればボックス券で押さえておきたいところです。2連勝の少ない選手と覚えておいた方が良いでしょう。

「G」のつくレースでアピールする

「今年は1月に福岡で優勝することができたんですが、年間V6だった去年と比べると、ちょっと物足りませんね。ただ、予選トップ通過だった3月常滑と尼崎は勝っておかないといけなかったと思う。

モーター出しに関しては、去年と変わらず行き足とか回り足とか、レース足を大事にしながら、ちゃんと仕上げられていると思います。

2期前はモーター抽選運がメチャメチャ悪かったんだけど、それにしても勝率が低くて…。何期か前にA2級に降級していて、それだけは絶対に避けたいなと思って、前期はちょっと頑張りました(笑)。

基本的にプロペラ調整は、回転を上げて回すタイプで、どちらかと言えば、これからの暖かい時期のほうが、調整の引き出しは多い。なので、これからもそんなに心配はしていません。

芦屋はあまり走らないから、特にこれというイメージはないけど、成績はそんなに悪くない。水面が良いし乗りやすいから好きですよ。

とにかく“G”のつくレースでアピールしたい。去年は6回優勝することができて、やればできるってまた自分を信じられた年だったし、そんな気持ちを捨てずに芦屋でも走りたいです」

(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)

逃げ…28回 まくり…8回 まくり差し…7回 差し…7回 抜き…2回

※出場予定…芦屋・GⅡMB大賞=6月28日~7月3日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。