新モーターは選手よりも担当記者

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びわこボートが新モーターのシリーズで新しい試みをやっていました。前検日に選手全員からモーター評価をしてもらうという試みです。出足、伸び、回り足を、A(好感触)、B(まあまあ)、C(イマイチ)の3段階評価するのです。すべてCと評価した選手が3名、Aを一つだけ付けた選手が1名、他はオールBでした。これではモーターの比較にはなりません。

結果から言えば、オールCを付けた選手の1走目が着外でしたが、後半走は着に絡んでいます。伸びにAをつけた永井亮次の1走目は2着でした。新モーターということもあって選手の本音は「1回走ってから」でしょう。

スタンドからスタート展示を見ている記者は、スタート練習の行き足、伸びの比較ができます。班別にしろ6艇の比較はできます。足合わせを見れば2艇の力関係もわかります。オールBばかりということはありません。

直前の予想になると、もっと厳しい評価もできます。前検日に取材した選手の言葉より担当記者の方が信頼できるということではないでしょうか。

本日(6月9日)のびわこYouTubeにマンスリーBoatRaceの土屋編集長が出演します。展示気配などを参考にしてください。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。