若手の初優出は買っておけ

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●若手の初優出は買っておけ

一般戦の優勝戦で、たまにB級が乗ってくることがあります。ベテランの場合もあれは、デビューして間もない選手の場合もあります。いずれの場合でもモーターが出ていたから優出できたわけで、モーター評価に◎がつきます。B級選手なので、予選で勝ったり負けたりを繰り返し、予選1位で準優に乗ることはありません。それで優勝戦でも1号艇といったことはありませんが、モーターが出ているので着絡みを期待したくなります。

しかし、久しぶりに優出したベテランに限って優勝の可能性は限りなくゼロです。予選でゼロ台のスタートを決めることがあっても、それはたまたまモーターが連れて行ってくれただけで、意識してゼロ台を決めたわけではありません。優勝戦になると「無事故完走」になります。優勝戦の賞金は臨時ボーナスのようなものです。もらえると決まっている臨時ボーナスは確実に手にしたいものです。

一方、初優出の若手は、臨時ボーナスよりも名前の方を重視します。舞い上がった状態なので、一発を決めてやろうという気持ちで一杯です。フライングをするか一発を決めるかです。決まれば高配当、負けてもフライングがあるので損なしです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。