1コースの取捨が舟券最優先事項

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1コースの取捨が舟券最優先事項

3連単がスタートして20年近くになります。舟券の歴史で言えば「1コースが強くなる時代」です。3連単で配当が良くなっても、舟券が的中しなくては客離れが進んでいきます。それを少しでも避けるために「当てやすい」レースを作るようになったのです。1号艇にA1級を入れたシード番組の登場です。その結果、1コース1着率は50%、2連率は70%、3連率は80%を超えるようになりました。1コースが着外に落ちるのは20%未満なのです。こうした事実を知った上で、舟券作戦で真っ先にやらなくてはならないのが、1コースの取捨です。1コースが間違いなく1着になるのか、3着までに入るのか、それとも勝てないのかです。1着になる核心があれば、2着を探す舟券になります。3着までに来ると判断すればボックス買いで対応できます。着外ならスタートで攻める選手が舟券の軸になります。この習慣をつけておけば、メリハリのある舟券を買えます。しかし、聞こえてくるのは「それができたら苦労しないよ」です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。