高配当が飛び出すメカニズム

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ボートレースの3連単で10000円以上の配当を万穴と呼んでいます。シード番組が増えて来たせいか、万穴の出現率は20%を割りました。1位は戸田で19.0%、24位は尼崎の12.8%です。全国平均は15%です。1日平均だと2レースといったところでしょうか。万穴はローリスク・ハイリターンが期待できます。万穴の発生メカニズムがわかれば、的中させるのは、それほど難しくありません。

パターン①…B級の若手が6コースから一発

デビューして1年くらいはアウトからのレースをします。6コースに固定することで、大時計に対する勘を磨きます。スタート展示でピタリとスタートが決まると、本番もそのタイミングでスタートを決めることができます。内側の選手からはノーマークなので、まくりが決まります。人気になっていないので万穴が飛び出します。

パターン②…展開でB級のベテランが抜け出す

2強対決のレースで良くあるパターンです。まくりが好きな選手が1コースに入った時におきます。まくってくる選手に反発するのです。1マークで競り合いになるので、2、3コースから小回り気味にブイを差すベテランが抜け出してきます。2強対決なので、2強が人気を分け合っています。B級のベテランは3着はあっても1着で売れていません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。