多摩川オールレディースで活躍するのは32、63、73号機

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遠藤エミが女子選手初のSG優勝をしました。遠藤が乗っていた68号機は、地元の山口裕二がキャリアボデーを何度も交換していたモーターです。山口以降に急激にパワーを発揮していました。遠藤は「前検日から手応えがあった」とコメントしていました。最近のレースはモーターの仕上がり抜きには語れません。数字ではなく、最近の乗り手と動きが重要です。

多摩川のモーターは昨年の5月から使用しており、数字のないモーターがここへ来て急激にパワーアップすることはありません。ある程度数字を残しており、近況好調機が活躍します。今年に入ってから好調をキープしているのが32号機と73号機です。直前のシリーズで福来剛に出足、伸びに二重丸をついていた63号機は、誰が手にしても動くモーターです。

32号機は連続優出機なので上位進出を外しません。73号機は直前のシリーズで重量級の安田吉宏が乗ったので、女子が乗ると「回転が上がりすぎ」になるかもしれません。

前検日のコメントに注目してください。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。