当てに行く舟券で儲けは期待薄

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少ない点数で舟券が当たればラッキーですが、そういう機会はなかなか巡ってきません。120点ある3連単の組み合わせの中から何点かに絞って舟券を買うので、外れることの方が多くなります。当たりが遠のくと、なんとか的中させようと舟券の点数を増やします。「当てに行く」わけです。1コースが勝ちそうなレースでも、2、3着候補3選手のフォーメーションにもう一人加えた9点買い。ここまでやれば的中率は跳ね上がります。しかし、なにが来ても大した配当になりません。1コースが強いレースといっても毎回的中するわけではありません。1回でも外れれば、それまでの儲けを簡単に吐き出してしまいます。ゼロになるよりもマシかと思って舟券を買い続けるしかありません。儲けを度外視して、「1日遊べた」と自己満足するしかありません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。