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追風の強さで大きく変わる唐津のレース
唐津周年の絶対本命になる予定だった峰竜太が欠場です。家事都合になっていますが、懲戒にかかり出場停止処分です。主役不在になった唐津周年は、中穴狙いに徹したら面白いでしょう。
3月は風が動く季節です。西からの高気圧と東からの低気圧がせめぎ合い、気温の変化で風向き、風速が変わってきます。唐津は年間を通じて追い風が吹き、その強弱によってレース傾向が変わってきます。唐津は全国有数の広い水面なので、スピードで攻める選手が有利です。そのため追い風が強くなるとターンで流れる選手が出てきて、まくり差しが決まります。1コースがどこまで流れるか、誰が早めにまくり差しに入るかが舟券作戦を立てる上での基本です。
●唐津・風速0mのコース別データ(過去3年間・%)
コース 1着率 2着率 3着率 出現率の高い出目
1コース 64.3 11.4 5.9 123 132 124
2コース 13.4 28.3 20.9 213 214 216
3コース 9.3 24.2 23.6 324 341 342
4コース 7.0 18.4 20.5 412 435 425
5コース 4.3 14.0 18.3 516 562 514
6コース 2.7 4.9 12.0 625 612 623
唐津の無風のレース数は、それほど多くありません。無風だと1コースがスピードをつけたターンをするので、航跡が深くなります。差しに入っても差し切りまでは厳しくなります。まくり差しにしても航跡を横切るときにボートが暴れやすくなり、抜け出しがありません。その結果、1コースからの逃げが多くなります。2着は内側から順番につけた方が良いようです。
●唐津・追い風風速1~5mのコース別データ(過去3年間・%)
コース 1着率 2着率 3着率 出現率の高い出目
1コース 52.8 19.8 9.1 123 132 124
2コース 17.1 26.0 18.5 213 214 215
3コース 12.9 21.4 21.1 314 315 312
4コース 11.4 17.1 21.6 415 413 451
5コース 5.4 12.0 19.4 513 514 542
6コース 1.5 4.9 11.7 624 615 635
追風が5mまでだと、無風と比較して2、3、4コースの1着率が上がります。出現率の高い3連単の出目を調べても、1コースが2着になるケースが多くなっています。1コースが逃げようとするのですが、追い風を受けたターンが流れ気味になります。5mだと派手に流されることもないので、うまく差しやまくり差しに入った選手が1着になり、1コースは2着に残ります。
●唐津・追い風風速6~10mのコース別データ(過去3年間・%)
コース 1着率 2着率 3着率 出現率の高い出目
1コース 48.6 20.4 10.1 123 124 132
2コース 19.0 27.4 17.8 215 213 214
3コース 13.1 19.1 21.7 312 324 326
4コース 13.4 15.1 20.5 413 416 412
5コース 5.5 13.6 17.1 516 536 513
6コース 1.8 5.5 14.2 614 642 651
6mを超えると、1マークに波立つようになり、1コースから攻めた選手のボートが暴れて流れ方が大きくなります。うまく2着に残すなら良いのですが、完全に差し切られるケースも考えておかなければなりません。6コースの3着受けも魅力です。6コースが舟券に絡めば配当もつきます。追い風が強くなればなるほど1コースが弱くなると覚えておいて下さい。
唐津のモーター評価「S」は、74、41号機
唐津ボートのホームページには「モーターデータ」の項目があり、モーター番号順、2連率順、素性順といった項目があり、それぞれの項目を降順、昇順に並べ替えることができます。素性は「S」がトップ評価で、A、B、Cと続きます。S評価をもらっているのは、74、41号機です。74号機は、2月の女子戦で落合直子が1コースからの逃げを決めて優勝したモーターです。正月戦では上瀧和則が乗って準優出しています。出足、伸びのバランスの取れた実戦向きです。41号機は「優出すれば優勝する」と、インパクトの残るモーターで、直前のシリーズで河合佑樹が優出しました。伸びもあり、ダッシュ戦に回っても活躍できます。この2機を追い続けましょう。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。
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