峰が出場停止4ヶ月

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峰が懲戒処分です。「APEX大会の協賛をいただきました。ボートレースの予想屋さんです。みなさんよろしくお願いします」とSNSにアップしたことで、「五」に抵触したためです。ボートレースのルールに疎かったとは言え、ルール違反は違反です。これまで何名もの選手が褒賞懲戒の対象になっています。どんなルールなのか確認しておきます。

ルールの内容については、個人的に調べた範囲のものを抜粋しました。

(選手の懲戒)

第十二条 選手が各号に該当するときは、当該選手に対し戒告又はそれぞれに該当する期間の出場停止をすることができる。

一 競走に関して不正な行為をしとき 24ヶ月以内

二 自己の不注意により競走に重大な支障又は事故を生じることととなる行為をしたとき 12ヶ月以内

三 競技規程第六条の二の整備に関する規程により禁止されている行為をしたとき 12ヶ月以内

四 前号に該当する場合を除き、競走開催中秩序を乱し、又は競走執行委員の指示に従わなかったとき 12ヶ月以内

五 予想を業とする者と酒席を同じくし又はこれに準ずる行為をしたとき 12ヶ月以内

六 競走において自己の全能力を発揮しなかったとき又は正当な理由なく完走しなかったとき 12ヶ月以内

七 競走に関し他人に情報を提供したとき 6ヶ月以内

八 選手としての対面を汚し又は著しく風紀を乱したとき 6ヶ月以内

九条以下略

かつて専門紙は、一部の地区を除いてピット取材ができませんでした。その当時は「予想紙」と呼んでおり、それが五に該当していたのです。そこで、「予想紙」を「競艇専門紙」と呼ぶようになり、全国競艇専門紙協会を立ち上げました。ピット取材が全国的にできるようになったのは、それからです。「全コメ」と呼ばれる出場全選手のコメントを掲載するようにしたのは、関西の競艇専門紙ニュースの尼崎版でした。スリット写真は関西のスポーツ報知が最初です。

ところで、SNSとプロスポーツについて調べたところ、個人のSNS使用を禁止している団体もあれば、ファンとのコミュニケーション手段として積極的に活用している団台もあります。その場合、上部団体が運用の指針を示しているところが多いようです。ここ数年、毎年のように選手に関する問題が起きています。統括する団体の検証が必要です。不快な思いをするのは勘弁して欲しいものです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。