桐生LA 過剰人気を捨て、過小評価を買え

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レディース・オールスターはファン投票で出場選手が決まります。ファン投票といえば、AKB48総選挙が有名です。2009年から2018年まで10年に渡って実施されていましたが、最高の得票数を獲得したのは2017年・第9回で1位になった指原莉乃で、24万6376票でした。今回のレディース・オールスターの得票数1位は守屋美穂の2万1176票です。2020年は大山千広が2万8049票を獲得していました。

SGオールスターでも人気先行で出場する選手がいますが、レディースほどではありません。今期勝率(11月以降)の勝率で3点台の選手が3名も選ばれています。その反動で山川美由紀(出場辞退)、大瀧明日香岩崎芳美が予備に回っています。

人気と実力が連動していないレディース・オールスターは、人気投票で過小評価されている選手が中穴を出し、人気投票で過大評価されている選手が人気倒れのレースをします。

●人気投票で過小評価

選手名 今期勝率/勝率順位/得票順位/評価

細川裕子 6.81/10/52/-42

藤崎小百合 6.98/6/44-38

廣中智紗衣 6.42/18/49/-38

松尾夏海 6.83/9/40/-31

海野ゆかり 6.68/13/41/-28

山下友貴 6.24/20/47/-27

細川はまくり、藤崎は追い上げで上位着絡み

今回の出場選手の中で得票数ワーストが細川裕子です。今期勝率は出場選手中10位にもかかわらず、得票数は52位です。最近の細川はスタートで無理はしていませんが、まくりで攻めるレースばかりです。スピードがあるので上位着を外しません。展示1番時計をマークしていれば舟券の軸にしてください。藤崎小百合も実力を過小評価されています。コーナー勝負に持ち込むので、外枠からでも2着に食い込んできます。

●人気投票で過大評価

選手名 今期勝率/勝率順位/得票順位/評価

西岡育未 5.13/44/16/+28

實森美祐 5.23/41/15/+26

佐々木裕美 4.98/46/23/+23

富樫麗加 5.51/34/12/+22

中田夕貴 5.41/36/14/+22

浜田亜理沙 5.27/40/18/+22

西岡育の今期平均Sは0.21

若手に人気が集まる傾向です。西岡は今期勝率で44位にもかかわらず、得票順位16位です。人気になってもB1級のレースしかできません。今期の平均Sは0.21と2~4コースでも1着がほとんど取れません。相手次第の2、3着です。佐々木は1コースで勝てても、中枠だと極端に1着数が減ります。實森は1コースを外した時に惜敗が目立ちます。ここに挙げた選手に人気が集中していれば、惜敗して中穴が飛び出します。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。