旬レーサー 魚谷香織(福岡・36歳)

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4347 魚谷香織(福岡・36歳) まくり差しで勝つシーンはなし

徳山ボートの近くの下松市で育ちました。ハンドボール強豪校の華稜高校で部活一筋だったそうです。高校生のときに徳山ボートで開催された女子王座決定戦で、岩崎芳美が優勝したシーンをテレビで見て、「幸せを独り占めできる女性がいる。私も幸せになりたい」と、ボートの選手を志しました。原田篤志などの先輩からモーター整備を教えてもらい、女子の中ではモーター出しのできる選手として早くから注目される存在でした。

2010年10月に青木幸太郎と結婚して福岡支部に移籍しました。3人の子供を育てながらレースに出場しています。3度目の復帰後も上位進出を外さず、2月若松の男女W優勝戦では1号艇で優出しています。復帰後はまだ優勝がありません。逃げるか、まくるか、差すかで、まくり差しで勝つシーンはありません。

ターン力をつけたい

「去年10月の下関ヴィーナスシリーズで3回目の産休からレースに復帰したんですが、そこでいきなり優勝戦に乗ることができました。あの時は3回目(の産休)で、自分の中でもやるべきことをやれば良いって感じで、結構落ち着いて過ごせたし、良い緊張感の中で走れました。

結婚して最初の産休に入る以前から、もっとターン力とかを上げないと上の舞台で活躍するのは厳しいな、と感じていたし、産休のたびにどうすれば通用するようになるかな、と考えてきました。

1回目はモーター出しを頑張ろう。2回目はスタートを早くしよう。そして今はターン力を含めて全体的に成長できるよう頑張っています。もっと良いターンができるようになりたいし、モチベーションは上がっています。

独身の時と違って出走する機会は減ったけど、家族の支えがないと走れないし、その分行ったシリーズで頑張って結果を出せれば、大きな舞台にも繋がっていくと思っています。

浜名湖は2016年4月のヴィーナスシリーズで優勝していて、モーターが凄く出ていたのを覚えています。そのシリーズのおかげで、大分イメージが良くなったし楽しみです」

(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)

逃げ…7回 まくり…4回 まくり差し…0回 差し…4回 抜き…4回

※出場予定…浜名湖・女子=2月16日~21日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。