今のフライング持ちB級に1着なし

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選手がどのレース場で走るかを決めるのが、モーターボート競走会のあっせん課です。毎週金曜日にあっせんが発表されます。一般戦の場合は、ほぼ1ヶ月先のあっせんが決まります。フライングを持っている選手は、すでに入っているあっせんを消化してから休みに入ります。1月下旬にフライングをすると、2月下旬までのあっせんを消化してフライング休みです。レースに復帰できるのは4月に入ってからです。そこから期末勝負になります。ところが、1本フライングを持っている選手になると、すでに1本目を消化しておいても、60日間のフライング休みになります。期末までレースに出場できないわけです。レースに出場出来なければ期末勝負もできません。そのことを考えると、今の時期にスタートで無理できません。展開待ちのレースでは1着は期待薄です。一つ外隣の選手の出番が増えてきます。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。