第68回ダービー=平和島は、4号艇を極めろ-1

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

第68回ダービーを開催する平和島は、風を読むことが舟券作戦のポイントです。春から夏は追い風、秋から冬は向い風が吹き、風向でレースの方も一変します。昨年のこの時期の風を調べると、5mまでの向い風がほとんどです。ただ、急激に気温の下がるような日は5mを超える向い風も考えられます。向い風で出番が増えるのが、カドの4コースです。枠なり進入を前提にすると、4号艇の取捨が重要になります。

●平和島 過去1年間の風別コース成績(集計・BoatAdviser)

・向い風 1着率 2着率 3着率 ・追い風 1着率 2着率 3着率

1コース 41.0% 19.3% 13.0% 1コース46.8% 20.8% 10.9%

2コース 17.7% 24.6% 17.1% 2コース19.2% 23.5% 17.8%

3コース 17.7% 17.4% 15.6% 3コース14.0% 20.3% 19.0%

4コース 9.8% 20.1% 22.2% 4コース12.6% 16.9% 18.0%

5コース 11.4% 13.3% 18.8% 5コース 6.0% 11.4% 19.8%

6コース 4.0% 7.1% 15.2% 6コース 2.3% 8.4% 15.7%

向い風だと1コースが弱く、4コースの2、3着が増える

平和島の過去1年間の風別コース成績を調べてみると、1コースの1着率に大きな差が出ています。向い風で41.0%しかないコース1着率が、追い風だと46.8%まで上がります。5、6コースは向い風になると強くなり、追い風の倍スコアです。4コースは顕著な差は出ていませんが、2着、3着率は向い風の方が遙かに上です。3連率は50%を超えるので、向い風のとき4コースの取捨が大きなポイントになります。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。