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ボートレース津では、元中日ドラゴンズの井端弘和さんが編集長を務める「週刊ボートレース津 虎の巻編集部」をYouTubeで発信しています。ボート選手との交流も多い井端さんだけに、プロの視点で津の舟券攻略法を教えています。今回は「虎の巻編集部」を抜粋して紹介します。
津は整備棟の改装のためピット位置が変わっています。改装前はピットから170mも離れていましたが、今は横ピットでのレースになっており、ほぼ枠なり進入です。コース取りが枠なりでも、期末の勝負駆けの選手も多く、波乱含みのシリーズになりそうです。
●井端編集長の虎の巻 第1章
風の基準5m
追い風、向い風に関係なく、風速が5mを超えるとレースの流れが変わります。追い風で風速が5mを超えると1コースが弱くなる傾向です。2、3コースからの差しが決まるので、1=2、1=3の舟券が必要なります。
向い風の場合はダッシュまくりに期待したくなりますが、データでは4~6コースの1着率が上がるものの、1コースの1着率も58%と高めです。
・津コース別1着率(%)
進入 追い風1~4m 追い風5~10m 向い風1~4m 向い風5~10m
1コース 58.5 49.7 62.6 58.4
2コース 16.1 22.9 12.9 14.6
3コース 11.6 17.2 10.7 10.7
4コース 8.7 6.5 8.3 9.8
5コース 4.5 4.2 5.0 6.1
6コース 1.9 0.6 1.9 2.8
●井端編集長の虎の巻 第2章
優勝戦は①②③、①②④
一般戦は1Rに「ツッキーレース」を実施しているので、1コースの1着率が跳ね上がります。その1R以上に1コースが強いのが優勝戦です。1着率は88%もあります。1号艇に人気が集まるのは当然ですが、優勝戦だからと他の選手にも期待が懸かります。しかし、結果は1コースからの逃げた選手が優勝しているのです。①②④の3連単出目だと回収率は124%にもなります。
●井端編集長の虎の巻 第3章
展示タイムは1号艇を見ろ
津の展示1番時計に「1コース」という条件をつけてみると、1コース1着率が60%だったものが、70%まで上がります。1コースの展示1番時計は軽視できません。周回展示では、風の強い日ほどターンで暴れていないか、流れていないかをしっかり見てください。1マーク、2マークともにきれいにターンをしている選手が軸です。
●井端編集長の虎の巻 第4章
地元のスター選手は買え
津の競走水面の特徴は風です。風の変化に対応したスタートを決められるか、ターンができるかです。地元の選手は、正月、GW、お盆レースなど地元で走る機会が多くあります。新型コロナの影響もあって、記念クラス以外は地区斡旋を優先しています。久しぶりに津に来る遠征選手よりも、経験値が違う地元選手が有利です。今回の三重支部出場者は坂口、荒川、松尾充、高田、松尾拓、豊田の6選手です。
・三重支部出場選手の全国&津勝率比較
選手名 全国1年 津3年
坂口周 6.62 6.77 ↑
荒川健太 6.07 6.41 ↑
松尾充 6.10 6.34 ↑
高田ひかる 6.18 6.93 ↑
松尾 拓 6.89 6.60 ↓
豊田健士郎 6.70 6.57 ↓
●井端編集長の虎の巻 第5章
選手コメントを信用しろ
選手コメントは走る回数が増えれば増えるほど信頼度が上がります。コメントは4つのポイントに絞って活用してください。特に準優や優勝戦のコメントは舟券作戦の重要なデータです。ポイントはコース取り、モーター、スタート、選手心理の4点です。それぞれの項目に○△×をつけて、総合力の高い選手を軸すれば的中率が上がります。
●A1級勝負駆け
大平誉史明6.15、仲口博崇6.24、山一鉄也6.14、深井利寿5.94、廣瀬将亨6.26、荒川健太6.25、星栄爾6.22、木下翔太6.24、松尾充6.17、井上忠政6.11
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。
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徳山
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