江戸川大賞は27号機が強力パワー
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難水面と呼ばれる江戸川だけに、久しぶりに走る選手は波に負けないようなプロペラにします。しかし、江戸川を得意にしている選手は、出足型ではなく伸び型にするのです。理由は「ターンマーク近辺は必ずキャビる選手がいる。江戸川はターンマークに近づくと事故に巻き込まれる」と言うのです。そのため一気に決着をつける伸び型か、全速で外から外へとターンができるようなプロペラに叩きます。チルトを上げて伸びを引き出す選手もいるほどです。
こうした仕上げで活躍しているのが27号機です。9月に濱崎誠、江本真治が連続優勝しています。63号機、35号機も同じような仕上げで伸びをアピールしています。
●江戸川勝率ベスト5(過去3年間)
江戸川は難水面ということで、過去に多くの選手が斡旋を拒否していました。その数は650名にもなったと言われています。あまりにも斡旋拒否する選手が多いので、レース場の廃止問題が出てきました。
選手にとってレース場が廃止になれば収入減になります。そこで江戸川でケガをしたことのある選手を除いて、1年に1回は出場することになりました。とりあえず1回だけと走るわけなので、水面に対するデータがありません。スタートもプロペラも手探り状態で出場します。当然、気持ちが入らない選手も出てきます。「江戸川は全国勝率よりも江戸川勝率」と言われるように、得意、不得意の選手がいます。そうした選手を見つけることも大きな舟券作戦の材料になります。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。