秋はタイムが一番出る季節

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秋になると気温が下がります。空気も乾燥するのでモーターパワーが上がります。最高タイムが出るのも秋が一番多いようです。パワーのあるモーターなら、プロペラが水をつかむような形に叩くので、プロペラが1回転したときに進む距離が違ってきます。

昨年の住之江のレースを調べると、8月は1着タイムが1分50秒台だったのに対して、10月、11月になると1分50秒を切り、1分48秒台が大半で、優勝戦になると1分47秒台まで出ています。3秒近くタイムが早くなっているのです。桐生でも2秒近く早くなっています。

ただ、すべてのレースで早くなるものの、下位戦と上位戦ではかなり差が出ています。モーターにパワーがあれば、タイムは早くなり、悪いと大して早くならないということです。タイムを比較するだけで、モーターの優劣が分かるのが10月、11月です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。