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4571菅章哉(徳島・33歳)
チルトとプロペラの形を変えることで全コースに対応
超伸び型仕上げで注目を浴びている選手です。阿波勝哉のように6コースしか入らないという選手ではありません。コース取りは枠番主張で、チルトとプロペラの形を変えることで対応しています。コース別データを調べてみても、2コースに入る回数がわずかに少ないくらいで、1コースも4コースも6コースも同じ進入回数になっています。選手持ちプロペラの時代ならプロペラ交換で対応できていましたが、今は据え置きプロペラです。菅の対応策は、5ミリくらいプロペラの形を変えると言われています。ハガキ1枚か2枚といった微調整がほとんどの選手が多い中、5ミリも叩き変えるのは菅くらいしかいません。これまでの伸び型仕上げにする選手と違うところです。
一つでも多くのまくりを決めたい
「ちょうど1年前はF3の影響でB2級まで降級してしまい、月1節しか走れない日々でした。休みが多い分、レースに向けて体を鍛えたりしながらコンディションを整えていました。
僕はずっと伸び型を追及していて、休みや地元水面で練習する際もどうやれば伸びるかを常に考えてきました。その成果もあってか、今期はA1級に復帰することができましたね。
チルト角度を跳ねても、そうでなくても、プロペラ調整は基本的に一緒だと思っています。ただ普通のプロペラの形であっても、チルト3度にすることで調整の幅は広がると思います。
ただ冬場から春にかけて結果は残せましたが、これまで真夏の時期にしっかり仕上がったことがないので、そこがこれからの課題ですね。
A1級に戻ることが決まった時点で地元の周年に出たい気持ちが強くありました。過去に何度か地元のGIを走らせてもらいましたが、2年前の66周年を走った時は、気合が入り過ぎた上に雰囲気にも飲まれてしまい結果が残せませんでした。今大会までに何度か地元で走らせてもらえる機会があるので、そこで結果を残しつつ、今回の周年ではファンの前で1つでも多くのまくりを決めたいですね!」
(マンスリーBOAT RACEより抜粋)
●1着決まり手(過去6ヶ月)
逃げ…14回 まくり…26回 まくり差し…2回 差し…1回 抜き…2回
※出場予定…GI鳴門周年 9月15日~20日
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。
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