今期(5月以降)、乗っている選手は誰か-1
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今期(5月以降)、乗っている選手は誰か
2021年後期の級別審査も、残すところ2ヶ月です。SG戦線では前本泰和、濱野谷憲吾、原田幸哉といったマスターズ世代が優勝する一方、女子戦では超伸び型仕上げの高田ひかるが7点台をマークです。
今期は、ここ数年と違う動きが出始めています。ベテランのモーター調整力か、思い切った超伸び型仕上げか、いずれにしてもモーターの出し方とレースのやり方に変化が起きています。従来の手法で対応していた選手に焦りが生まれてきました。その象徴的な出来事が松井繁のフライング2本です。
若い選手は勢いに乗ったときに自分の力を過信してフライング2本を切るのに対し、ベテランの2本目のフライングは、モーターを出せなくなったときに、スタートでカバーしようとして切るケースが多いようです。集団フライングに巻き込まれるのは、自分のスタートに絶対的な自信がないからです。勘が鈍っている証拠です。モーターが敏感に反応してくれないのも、スタート勘を鈍らす原因の一つです。
ひまひまデータさんとBoat Adviserのデータを使って、今期好調な選手を探してみました。進化系の舟券データとして活用してください。
●2021年後期級別審査
・今期勝率ベスト10
順位 登録番号 選手名 支部 前期 今期
1 4320 峰竜太 佐賀 -817- 8.94
2 3941 池田浩二 愛知 -797- 8.72
3 3897 白井英治 山口 -779- 8.67
4 3590 濱野谷憲吾 東京 -747- 8.38
5 4760 山崎郡 大阪 -717- 8.35
6 4238 毒島誠 群馬 -796- 8.29
7 3779 原田幸哉 長崎 -709- 8.19
8 4503 上野真之介 佐賀 -762- 8.08
9 3159 江口晃生 群馬 -740- 8.02
10 4586 磯部誠 愛知 -685- 8.00
カド戦の山崎は攻めて1着取り
峰、白井はトップを維持していますが、急激に勝率アップしてきたのが山崎です。平均展示順位が2.30と伸び型に仕上がることもあって、1着の決まり手でまくりが圧倒的に多くなっています。特に4コースからのレースでは、1着率が50%を超えており、4-5-流、4-6-流の筋舟券が必要です。山崎と同じように8点台の上野は、山崎と好対象です。こちらは4コースからまくり差しに入るのか多いので、1着が極端に少なく、2着が目立ちます。上野の4カド戦は1-4-流が有効です。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。