旬レーサー 井上忠政(大阪・25歳)

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4959 井上忠政(大阪・25歳)

1、4コースの3連対率は80%超

119期の勝率ナンバーワンです。デビューしてしばらくはスタート事故を含め、事故の多い選手でしたが、デビュー2年目の戸田で初優出初優勝してからレースぶりも安定してきました。長身を活かした切れのあるターンが武器で、コーナー勝負で追い上げて1着を取るシーンも少なくありません。

好成績を残すのは1コースと4コースで、3連対率は80%を超えています。今年の入って地元周年、平和島周年、尼崎GⅡを走るなど、一つ上のステージで経験を積んでおり、平和島周年は準優進出を果たしています。師匠は岩川仁士で、「なんでも挑戦しろ」とアドバイスされているそうです。住之江のお盆シリーズは、⑥②②②②④④①準2優3の成績でした。中盤以降はゼロ台のスタートを連発して積極的に攻めていました。

自分のターンに自信が出てきた

「6月に住之江で初めて優勝できました。地元で優勝できたことは今までの中で一番嬉しかったです。最近は結果の良し悪しに関係なく、モーターが出ている時や、そうでない時でも良いターンができていると思いますし、以前に比べるとレースで取りこぼしが少なくなってきましたね。

最近の調整に関しては足を求めても乗れないと勝つことができないので、乗り心地を求めていくように心掛けています。今は自分のターンに自信を持っているので、そこをフルに活かせるようにというイメージです。

それに今大会の少し前にお盆戦を走れることは、大きなアドバンテージになると思うし、大阪の選手はみなさん強い人ばかりで、そこで勝てれば大きな自信にもなると思います。

地元・住之江のGIは今年2回走らせていただきましたが、どちらも気合が入り過ぎてしまって結果を残すことができませんでした。振り返ると、全てにおいて冷静に走れたら良かったと思っています。自分の力不足でもあったし、とても悔しかったです。

ただ今回もここで結果を残さないと次は呼んでもらえないくらいの気持ちでレースに臨もうと思っています。応援よろしくお願いします!」

(マンスリーBOATRACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月)

逃げ…17回 まくり…5回 まくり差し…4回 差し…1回 抜き…6回

※出場予定…住之江・GI高松宮記念杯=9月2日~7日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。