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9月はGIラッシュ高松宮記念の舟券
夏場のナイターSGの後はお疲れモードなのか
蒲郡でメモリアルが開催されました。夏場のナイターで、選手の体力の消耗はかなりのものです。最終日に早いレースで走り終えた選手は、すぐに自宅に帰ることができますが、優勝戦に乗った遠隔地の選手は「後泊」になります。
SGが終わった後に休息日が何日もあれば、体力を回復できますが、住之江で高松宮記念が9月2日から開催されます。前検日があるので、1日の午後4時までに住之江入りしなくてはなりません。関西の選手なら移動に時間が掛かりませんが、群馬からになると半日はかかります。気持ちの面でどうなのかでしょう。
昨年のメモリアルは8月25日~31日まで下関で開催されました。高松宮記念杯は9月3日からは始まっています。レース間隔は今年と同じです。下関からの転戦組は12名いました。この12名についてメモリアルの成績と高松宮記念の成績を比較してみました。
●2020年メモリアルと高松宮記念の比較
選手名 メモリアル 高松宮杯 初戦 比較
今垣光太郎 予選落ち 準優進出 1着 〇
松井繁 準優進出 準優進出 6着 △
太田和美 準優進出 予選落ち 4着 ×
前本泰和 予選落ち 準優進出 1着 〇
濱野谷憲吾 予選落ち 予選落ち 4着 △
原田幸哉 予選落ち 優出1着 2着 〇
吉川元浩 優出5着 優出6着 4着 △
井口佳典 予選落ち 優出4着 4着 〇
湯川浩司 準優進出 優出2着 1着 〇
萩原秀人 予選落ち 準優進出 5着 〇
毒島誠 予選落ち 予選落ち 3着 △
馬場貴也 準優進出 予選落ち 5着 ×
※比較 〇…成績アップ △…同じ ×…成績ダウン
ナイターSG帰りを特別視するな
ナイターSGの疲れは一番出る初日のレースの成績を調べると、特別に大きな差異はありません。好枠と好モーターを手にした選手が1着を取り、外枠に回された選手が着順を崩しているだけです。
シリーズを通じた成績でも、ナイターSG帰りだからといって調子を崩しているわけではありません。メモリアルで予選落ちしたのは7選手です。2節続けて予選落ちは2名、準優進出が4名と増えています。原田幸哉のように優勝する選手もいました。選手心理として「前回が悪かったので、ここで挽回する」といった意識が働くのでしょう。
今回のメモリアルからの転戦組は、濱野谷、守田、吉川、白井、中島、石野、毒島、馬場、篠崎、上野、磯部、永井、松尾の13名です。昨年は転戦組が8名準優進出して、4名優出しています。舟券の対象外になるよりも、舟券の貢献度が高いというのが真実です。水準以上のモーターを手にしていれば、積極的に「買い」です。
●高松宮記念の優勝戦成績(過去5年間)
大会 優勝者 3連単配当
47回 原田幸哉(長崎) ③①⑥ 6170円(20番人気)
46回 石野貴之(大阪) ①⑤③ 2830円(12番人気)
45回 濱野谷憲吾(東京) ①⑤⑥ 6370円(24番人気)
44回 吉田拡郎(岡山) ⑥③④ 12720円(46番人気)
43回 篠崎元志(福岡) ①⑥⑤ 8650円(27番人気)
過去5年間の優勝戦で地元優勝は1回しかありません。本命決着が少ないのも特徴です。2コースが残らず、外枠から絡んでいます。地元選手が1号艇で乗ってきたときは、優勝の可能性が高くなります。1号艇でないときは、3連単に絡む確率が高くなります。いずれにしても優勝戦は大阪支部の選手を舟券から外せません。
●大阪支部1号艇1着率は50%
前回大会では大阪支部の選手が1号艇をもらって1コースに入ったのが16回ありました。着順の内訳は、1着8回、2着4回、4着1回、6着3回です。着外に落ちたレースは、すべて3連単の万穴です。大阪支部の取捨が舟券のポイントというのがわかります。
2日目以降は地元選手に1号艇を与える回数も減っており、「地元優遇」はないと思って間違いなしです。地元よりも有力選手というのが最近の高松宮記念の番組作りの特徴です。グランプリに向けた勝負駆けの選手を舟券の軸にした方が良いでしょう。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。
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