気象が変わればコメントの信頼度は下がる

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ラジコンなどで使っているモーターは、2サイクルのものがあります。部品数が少なく、軽量で整備がしやすいといったメリットがあるようです。ラジコンヘリのほとんどが2サイクルモーターです。排気量は違いますが、ボートレースのモーターも2サイクルです。ラジコンヘリは、燃料の供給量を変えるニードル調整が難しいと言われています。夏場の気温の高いときに飛行したままの状態で、夕方の気温が下がったときに飛行させるとモーターが焼き付いてしまう事故が起きるそうです。たえず気象条件に注意を払いながらモーターの調整をしなけばなりません。

気温が高いときは燃料の供給量を減らし、気温が下がると増やすといった調整が必要になります。基本は、気温が高く、湿度高く、標高の高くて気圧が低いほど「絞る」必要があり、逆のケースで「開ける」です。選手がデイとナイターでは調整を変えるという意味が理解できます。気温、湿度、気圧がニードル調整の基本です。気象条件が変われば、コメントが変わるのも当然です。違う気象条件のときのコメントの信頼度は下がります。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。