夏場のスタート展示遅れに1着なし

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気温が上がる夏場はモーターにとって負担が大きくなります。展示航走をするとモーターは熱を持ちます。本番までに熱が冷めればスタート展示のスタートが参考になりますが、夏場だと熱が冷めません。モーターが熱を持つと空気が膨張するので、酸素の密度が薄くなり、モーターの出力が落ちます。そこをサバ読みして本番のスタートをしなれけばなりません。しかし、どこまでサバを読んでよいか読めないので、スタート展示のタイミングに合わせるようになります。全体にスタート展示よりも遅れるのが夏場の本番スタートです。スタート展示でスタートが遅れた選手は、さらにスタートが遅れるので1着は期待できません。

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桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。